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カタクチイワシの下処理



毎年夏を前に、カタクチイワシ(地方によって、「シコ」、「ヒコ」、「背黒」等と呼ばれています)の群れが接岸してきます。青物などに追われ波打ち際にあがったり、サビキ釣りで狙ったり、投げ釣りの外道として釣れた活きの良いシコイワシを美味しく食べましょう。 
「シコイワシ(カタクチイワシ)の洗い」 手順 〔手開き〕

用意したシコイワシは、暖まってしまわないように十分注意して下さい。活きの良いうちに、氷水の中へ入れておけば安心です。

●まず、頭、腹、尻尾を切り落とします。用途に応じ尻尾は残しておく場合もあります。
※量が多い時は包丁を使わずに、頭とはらわたを取る方法があります。唐揚げ、南蛮漬けなどの調理をする場合はその方法でも良いのですが、お持てなしで調理する場合は仕上がりの見た目が多少悪くなってしまいます。
シコイワシ シコイワシ

●背びれと腹びれを摘んでとります。爪よりも指の腹を使う感じでやるとうまく取れます。
鱗が付いている場合は指の腹で魚を押し出すようにしながら摘みとります。流水に当てながら作業するとやりやすいと思います。
シコイワシ シコイワシ

右利きの人なら尻尾側を右に持ち、骨と身の間に親指の爪を深く入れ、骨から指の腹が離れないように右指を尾の方向へ、左指を頭の方向へ横スライドします。
この作業中、身が暖まり、痛みやすいので、流水に当てながら作業した方が良いと思います。

シコイワシ シコイワシ

尻尾側の骨の端を持ちめくる感じで骨をはずしていきます。鮮度が良いと下の身が付いてしまったり、骨が折れてしまったりしますので注意します。背びれ、腹びれが残っていたら必ず取っておきます。
※慣れてくると、背びれ取り・ひらき・骨取りがほとんど同時に出来るようになります。
シコイワシ シコイワシ
おろし終わったら冷水の中で洗いにします、氷水を2-3度替え濁りが消えたらざるにあげ、水気が切れたら作業完了です。
鮮度が落ちたシコイワシをおろすと、この状態で、腹の部分が赤くなっています。
シコイワシ シコイワシ
後は水気を取り盛りつけして「シコイワシの洗い」の完了です



■梱包用の紐を使って行う方法もあります。
 参考までに…
●梱包用の紐(正式名称は知りません…)を折りあわせます。この時適当なところをホチキスで止めておくと良いと思います。
作業は簡単です。イワシの頭を持ち後頭部の当たりからかき取っていきます。速くて良いのですが、ひれや、ワタが付いてしまったり、盛りつけした時の見た目が悪くなってしまいますが、仲間内で味わうのでしたら、十分だと思います。
梱包紐 シコイワシ

シコイワシ シコイワシ

シコイワシ シコイワシ


専門にたくさん釣る場合は、塩水と氷を混ぜた中へ入れます。重さでツブされてしまうと腹が出てしまい痛んでしまいますので注意します。


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