超高感度

自分なりの発泡オモリを作る

発泡オモリの製作に加え、既製のオモリを自分にあった重さ(号数)に変更し
遠投性能と軽いサビキ感の向上で、微妙なキスのアタリをキャッチできます。



フレーム  
■用意するもの
  • 改造する天秤
  • ワームシンカー
  • 発泡材(20ミリ)
  • ドリル
  • カッター
  • ヤスリ
  • 発泡が付く接着剤
  • 保護用塗料
  • 他必要に応じて
★用意するオモリは、デルナーや海藻天秤が主になります。ジェット天秤と海藻天秤ではオモリ部分の経は同じですが、デルナーは製造時期で経が多少違いますので、穴開けの際気をつけてください。
 
フレーム ■穴明け
オモリのキャップを外し本体の経をはかります。釣具店に売っている20ミリの発泡材にドリルなどを使い経よりも細く穴をあけます。ゆっくりと軽く開けていかないと中心がずれたりしてしまいますので注意しましょう。
穴が狭くてもオモリを回しながら差し込んでいくとピッタリと安定しますので、確認しておきます。
【ウッドを使用する場合は中心をしっかり出し目打ち、キリ、ドリルなを使いセンターに穴を開けておきます】
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■先端キャップ部の加工
先端キャップ部はキャップの内径より大きめになるようにカッターで大まかにカットしはめ込みながら回していくと、写真のように滑らかになります。幅は1センチ取っています。
■確認します
発泡材との接合面に隙間がないか、中心がずれていないかを確認し必要に応じてヤスリを掛けて修正します。
■仕上げ
発泡材のみ塗装し、接着します。通常はこれで完成です。

 ★好みの重さに改造する方法★  
     
■ワームシンカーを追加する
オモリの号数は1号が3.75グラムですので増加させたい重さのシンカーを写真のように差し込みます。
    ■穴の深さを確認
後は通常と同じ作業です。 

★サイズダウンする方法
■逆に重さを減らしたい時にはオモリ本体の鉛先端部分を大きめなペンチのカッター部で削っていきます。この方法ならワームシンカーがなくても改造出来ます。
     
     

■今回は114グラム(30号)から120グラム(32号)への改造です。
★『発泡オモリで、重い物は必要ない』といわれる方もいらっしゃるかと思いますが…
私のホームグラウンド西浜〜柳島では数年前から4〜5色が遠浅になり、
波口の深みでは潮速の傾向が目立ってきました。

通常のオモリで遠投すると沖の浅瀬を通過する際
川からの流れの影響がある為なのかは良くわかりませんが
サビキ感が大変悪くなってしまい
フグやヒイラギなどの外道の小さなアタリにも
集中することが出来ないことが時々あります。

又、石積みで波口を狙う際には、横からの潮が入ると
ウッドシンカーなどの軽量オモリを使用した場合安定が悪くなり
流されやすくなってしまい、食い込みも悪くなってしまいます。
最悪の場合は根に入ってしまいます。

オモリを重くすれば安定性とフック面では解決するのですが、
石積みでは浮き上がりが速くないと根掛かりしてしまいますのでこの様な
重さのある発泡オモリを製作しています。

以前から波口狙いの時は『改造ジェット』を多用していますが
最近では遠近を探る日が多くなり、遠投飛行時の安定性からこのタイプを多用しています。

ただし、固定タイプの天秤とは違い仕掛けの可動範囲が広くなってしまうために
キスの補食の仕方によっては食い込みが悪くなってしまいますので、
その時はサビキ方やテンションのかけ方、仕掛けの長さなどを工夫しないと
かえってマイナスになってしまいます。

今さら…と、いわれちゃいそうですが
遠投が可能でサビキ感、浮き上がりがよい
こんなオモリが
今の石積みでは
便利です



 
色々なサイズとタイプを試作し、遠投性能やサビキ感のテストをしています。
派手なカラーの物はフグやヒイラギの反応を見るのに作ってみました。
(左から3,4番と右から1,2番目はウッドを使用したものです)

※海藻天秤を使った物は元の天秤よりも
飛行中の安定性と飛距離が伸びました。

2012/07/26
直線上に配置

     
直線上に配置
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