実験中

餌の保存



釣行で余った餌の保存法は釣り人それぞれこだわりと考え方を持っています。良く聞く保存方法は…
 ☆波打ち際の濡れた砂で保存
 ☆砂利をしめらせ保存
 ☆園芸用のパーミキュライトで保存
 ☆釣具店のように水を張った水槽で保存
 ☆ペットボトルで海水を持ち帰り時々洗いながら選別保存…

  
などいろいろありますが、簡単そうでもなかなか面倒です。
どの方法が良いのかは釣り人それぞれの判断ですが、なにかお役に立てばと思い、私が普段行っている保存法(「ジャリメ」の場合)をご紹介致します。


私の場合【其の1】
海綿
 事務用品やベビー用品売り場などにある柔らかめで穴が大きめでしっかりした【海綿】を使用しています。
「海綿」は9月頃のシケのあと茅ヶ崎の砂浜に行くと、以前はかなり落ちていましが最近たまに落ちている種は、カラカラで堅い種が多くこれはすぐにぼろぼろ崩れてしまい不向きです。(柔らかくする方法をご存じの方がいらっしゃいましたらご連絡下さいませ)

 
使い方

■海水を含ませ木製の餌箱に入れておけばokです。(次の釣行時海綿ごと海水の中で軽く握って数回洗えば元気復活です。)
■海綿は餌が穴の奥へ入っても取りやすくなるように大きめな穴を裂いて開くようにしておきます。海綿に餌が入り込んだ状態の時だと裂くとイイ穴が簡単に確認出来ます。(海綿は切り離さないようにします。)
■鮮度の良い餌なら2週間位はなにもしなくても元気でした。それ以降は持ち帰った海水で海綿を濁らなくなるまで数回洗い更に保存し1ヶ月以上元気でしたが、餌の使用感は多少切れやすくなったような感がありました。
海綿■注意
◎気温が高い時期、えさ箱は新聞紙や紙袋又は厚めのビニール袋に入れ冷蔵庫の野菜室で保存します。
◎気温が18℃前後でしたら冷蔵庫より冷暗所の方が良いようです。
◎寒い冬〜春はクーラーボックスに入れてすぐ釣行出来る状態で保存しています。
◎海水が多すぎたり、保管温度が低すぎたり高すぎたりすると生存期間が短くなります。

海綿は事務用が1個200円位、ベビー用品は倍位の大きさがありますが600〜700円と割高です。ベビー用の方が柔らかく餌が傷つきにくい為か、若干長生きするような気がします。

私の場合【其の2】
リード
 おそらくどの家にもあると思います。最近では、数枚をクーラーに入れ釣行しています。

 使い方
■使い方はまったく簡単!木製の餌箱に海水でしめらせたリードペーパーをえさ箱の大きさより少し大きめに折ってきっちりと平にひきます。
■その上に海水で洗った餌(ジャリメ)を入れます。。
■その上からやはり海水で湿らせたリードで餌を挟みします。一度にいっぱい挟むより2段にするとそのまま釣行しても使いやすいと思います。
■餌が多めの場合、海水を湿らせちぎったリードを入れたりして只今実験観察しています。
■リードの湿らせ具合は、うっすら濡れている感じが良いようです。
■1週間ぐらいするとペーパーが汚れてきますので、釣りの帰りに新しいペーパーを海水に浸けジプロック等に入れ持ち帰り冷蔵保存した物やペットボトルなどで持ち帰った海水を使い上記の要領でペーパーを交換します。
 

えさ箱 えさ箱2 えさ保存状況
3枚折りで海水を含ませた状態です。リードは保水と不純物を吸収させる為ですので、海水が多すぎるとあまり良い結果にならないようです。 購入時の砂利ごと入れてみました。この上から又リードペーパ−でサンドします。この時ヒダを多くしてあげるとジャリメ君は喜んで潜っていきます。 ちぎったリードと砂利を少々を入れ、1週間春季の常温で放置状態です。この時期は何もしなくてもモチが良いのですが、やせも少なくしわ目に沿ってまるで巣にでもいるようにくつろいで(?)いました。

最近の私の場合【其の3】
リード
 最近では、海綿も手に入らなくなってしまい、手軽な園芸ショップの『赤玉土』を使って餌の保存をするようになりました。
園芸土はその用途などに応じてpHがかなり違うので、餌に合った土を探すのに色々試しましたが、『赤玉土』に落ち着きました。
最大のメリットは、滑り止めにもなるので、この方法にしてから餌付けの時も『石粉』等の滑り止めを使用することが、ほとんどなくなりました。
デメリットもあり、指に付いた土で服やクーラーが汚れやすいこと…です。

 使い方
■赤玉土は、大粒の物を砕いて使うより、小粒の物を購入した方が使いやすそうです。値段も4リットル入りでも数百円なので気軽に使えます。
■赤玉土をえさ箱に入れたら、海水で軽くしめらせます。水気を感じるというよりは土をツブしてみて土の中八分くらいまで水気が浸透しサラッとした感じが残っている程度がベストです。
■餌のジャリメを海水で洗い、軽く水気を落としたらえさ箱に収納。これだけです。水気が多すぎると土に粘りが出てしまい餌の生存率も低くなるようです。
■餌が多い場合、海水で土が軟らかくなりすぎてしまう場合がありますので、土の量を増やした方がよいと思います。餌によっては、水っぽい物、よくしまって元気な物などもありますので、状況に応じて細かい砂や、パーミキュライトを混ぜています。
■安定した保水・保温、体液・排泄物などの吸収効果などがうまく調整できれば、鮮度がいいままかなり活かせることができます。ただし、購入時点の餌の鮮度が悪いときは少し厳しいです。


■餌は、「ジャリメ」の場合です。「アオイソメ」や他の餌では試していません。
■餌の量があまりに多い場合は試していません。
■購入時の鮮度・使用時の状況などにより結果に違いがあります


リードペーパーは安上がりだし、取り扱いが簡単なので、かなり良いと思いますが…。
宜しかったらお試し下さい。
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